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鉛筆のおはなし

(林) わかりました。水性のチャコペンシルと言うのも、今はいろんな種類がありますが、先生はあまり水性チャコペンは使われないように思いますが、いかがですか。

水性チャコペンは使用する生地で事前に確認を

鉛筆のお話(斉藤) そうですね。教える先生によって、いろいろだと思うんだけれど、中でもこの水色のペンをつかっている方が多いように思うんです。これこそ、水に通すと消えるので、いろんな場面で使える物だと思います。でも、水で消す前にアイロンなどをかけてしまうと消えなくなる事もありますから、ちょっとした注意が必要です。

(林) それと生地の種類によっては時々消えない物があるので、それも注意が必要だと思います。

(斉藤) そうね。だから使う時には、必ず使う生地で一旦試してみて、消えるという事を確かめてから使った方が良いでしょうね。

鉛筆のお話(林) しっかりと印が付きますし、水で綺麗に消えるので、私は比較的好んで使っていたのですが、ある時、東京ドームのフレンドシップキルトにキルティングを入れる仕事をしたんです。その時はスーちゃんがテーマだったのですが、急いでいたので、水性チャコペンでキルティングラインを引いたんです。
いざ、キルティングが終わって、霧吹きでラインを消していったのですが、一か所、スーちゃんのお帽子の所が、全く消えなくなってしまったんです。まっ白い生地に黒の水玉模様の生地だったので、とても目立ってしまって。
きっと楽しみにドームに見に来られるだろうと思ったので、一旦アップリケをはがして、漂白剤につけてから、もう一回アップリケをしなおした事がありました。それ以来、ちょっと白い生地やプリントの生地に使うのは不安に思います。

(斉藤) そうね。もしかしたら、化繊か何かが入った生地だったのかも知れないわね。やぱり、消えないとショックですからね。それこそ、ホワイトキルトなんか作って消えなかったら、ちょっと悲惨よ(笑)

(林) 本当ですね(笑)でも、しっかりと印が付くので、年配の方などは好んで使われる様です。

(斉藤) 私も年配ですけれど(笑)好んでは使っていないんですが、本当に見えなくってという時は、時には使う事もあります。でも、必ず確認しましょうね。

(林) そうですね。

(斉藤) それからね、このペンでアップリケの下絵を映して、この上にアップリケをするでしょ。その時に、下絵の通りにアップリケが出来ればいいけれども、アップリケって下絵とちょっとずれるじゃない。

(林) そうですね。型紙の通りに裁っているし、下絵もきちんと描いたつもりなのに、ずれてしまいます。

鉛筆のお話 消し筆(斉藤) それを消すため筆のタイプのペンがあるんです。こちらに水を入れておくと筆先から水が出るので、ちょっとずれたところを消すのには重宝だと思います。
ちょっと使ってみましょうね。こんな風に印をつけるじゃない。そして、このペンで消したい所をなぞるんです。これが乾くと消えるんです。一回では消えない事もありますので、その時には何度かなぞって下さいね。

線は1回ですーっと引くのがポイント

(林) 今、先生に型紙を使って印付けをしていただいたのですが、よく初心者の方に教えする際に、印付けをしてみて下さいというと、時々ですが、角の所で鉛筆をグリグリとねじる様に印をつける方がいらっしゃるんですが、とても気になります。

(斉藤) そう、いらっしゃるわね。私は、注意します。やぱり、生地の裏だからと言って、こういうふうにグリグリとすると、白っぽい生地などの時には、表布をはいだ時に表側に黒ずんでひびくので、絶対にそれはしません。単純に型紙に添わせるような感じで引くんです。

(林) すっという感じですね。きっと角の所でグリグリとされる方は、角の所はしっかりと印がないとずれてしまうのではないかと心配なんだと思います。

(斉藤) 例え角の所の印がしっかり付いていなくても、その線の延長線上を少したどれば、角がわかりますよね。なので、グリグリと印をつけることはしません。

(林) それから線を引く時ですが、なるべく一回ですっと引いた方が良いでしょうか。

(斉藤) そうです。何度もグーグーと引いたりはしません(笑)

(林) 心配だからと言って、これでもかというほど何度も引く方が多いんです。生地が破れるのではないかと見ている方が心配になります(笑)これもまたやり過ぎると表に響くと思ので、なるべく一回で済ませた方が良いですね。

鉛筆のお話(斉藤) 後、これも注意して欲しいことなんだけど、型紙にはボール紙を使うから、厚みがあるいじゃない。その型紙に対して、こういう風に鉛筆を立てて引くと実物の大きさより外に引いてる事になりますよね。ですから、手を寝かせるような感じで型紙の際に線を引くような意識で引いていかないといけないですよね。

(林) わかりました。裏側に線を引くからと言って、あまり濃く引いてはいけないんですね。

(斉藤) そうです。結局ね、裏側だからと言って、力いっぱい引いていくと、少しずつ表に響いて、できあがったキルトが黒ずんでしまうんです。

(林) 引き過ぎると手まで黒くなっている事があります。

線を強く引きすぎたら、布用消しゴムで薄くする

鉛筆のお話 カリスマファブリック スティック消しゴム(斉藤) 裏側の印はそこまでする必要はないと思うんだけれど、キルティングラインを強く引いてしまった場合は、最近は布用の消しゴムが出てきていているので、こういう物を使ってラインを薄くするんです。
これはカリスマの消しゴムですれど、ノック式になっていて、カチカチとすると出てくるタイプの消しゴムです。これには替えの消しゴムもあります。あまり長く出しすぎないように注意してね。この消しゴムは普通の鉛筆消しとして使ってもすごく良く消えます。

(林) あ、そうなんですか。私はまだこれは試していないんです。

鉛筆のお話 布用スティック消しゴム(斉藤) あら、すごく消し味がいいのよ。普通に物書きしたり、製図をしたりしていて、余分な線を消すような時に使うんだけれど、結構綺麗に消えます。それは、こちらのスティック消しゴムも同じで、こちらも良く消えます。

(林) 消しカスがあまり出ないので、私はこちらを好んで使っています。

(斉藤) これも良いわよね。こっちの方がちょっとお手軽な感じがしない?短くなってくると、本当にお手軽で、とっても使い易くなるのよね。

(林) そうなんです。長い時は、周りの紙を取り過ぎてしまうと、ぐにゃぐにゃしてちょっとやりにくいんですけど、短くなるととても使いやすくなります。

(斉藤) でも、なかなか短くなるまでには時間がかかるのよね。

(林) 確かになかなか減りませんね。布用の消しゴムも新しい商品がいろいろと出てくるんですけれど、なかなか無くならないので、新商品を試せないでいます。

(斉藤) 普通の消しゴムだと、布の繊維が毛羽立ってくるんだけれども、これは布用なので、そういうことがなくないいんです。

(林) キルティングラインが強く引けてしまったら、こういうもので薄くしてからキルティングを入れた方が良いんですね。

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