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マグネットピンクッションで効率UP
（斉藤） それはもう、マグネットピンクッションが一番です。私は普通のピンクッションは、使った縫い針を溜めておくために使うんだけれど、縫っている時は、まち針をピンクッションから抜いて、縫い終わったらまた戻すでしょ。これが結構手間だし、時間がもったいないんです。マグネットピンクションは縫う時に自分の傍に持ってきて、この辺にあるという事がわかっていれば、縫いながらまち針をはずして、ポンと放り投げれば、カシャっと音がしてキャッチしてくれる。この音が無いときは、うまくキャッチできなかったということだから、そういう時は逆さまにして、落ちた針を拾うと横に並んでくっついてくれるんです。中にマグネットの棒が配置されているので、必ず横に並ぶんです。じゃあ、磁石ならなんでも良いかというとそうではなくて、磁石だと四方に散らばるでしょ。これは横に並ぶから、窪みから針を掴み易いんですね。
（林） 随分、改良されましたね。以前はまだ四角いタイプの物しかなかったので、私は未だにそれを使っています。
（斉藤） 元はアメリカの物でまん丸で大きかったんですけど、それも改良されて楕円になったりしていたんです。この四角い物は日本の物なんですけど、それがまた改良されて窪みができたのね。窪みがないと針を取り出すときに、やりにくいの。パッと掴めるように私は四角いタイプは使っていないのよ。おまけに今のは蓋がついてるから安全だしね。
（林） そうなんです。蓋がないと裁縫箱の中でハサミがピタンとくっついたりしますね。最初は先生のおすすめ商品だと知ってはいたんですが、お値段が結構高いので、なかなか買い揃えなかったんです。でも、やっぱり格好から入ってみようと思って使ってみたら、便利さに驚きましたね。それまでは何とも思っていなかったのですが、まち針をピンクッションに戻す作業って、意外と大変な事だったんだなって思いました。時間がかかるんです。今は作業が断然早くなりました。
（斉藤） 小さなお子さんがいらっしゃる方は、まち針は１０本しか出しません、なんていう方もいらっしゃいますけど、ピンクッションに刺している方がよっぽど危ないんです。このマグネットピンクションは逆さにしても落ちませんから安心ですしね。それと、私たちは、作業をする時にかなりの量のまち針をガサっと出して、まち針を打つ時は、全てに打つ事だけをするんですよ。そして、縫う時は縫う事だけをするんです。リングカッターをはめて、指貫をして針を持ったらずっと持ったまま、まち針をポンポン放していくだけだからすごく効率がいいんです。全然スピードが違います。
（林） そうですね。ちょっと感激するほど作業が早くなりますね。
（斉藤） もうちょっと可愛い形のピンクションを使いたいって思うかもしれないけど、まち針に関しては、もう絶対マグネットピンクッションがいいですね。
（林） 絶対おすすめです。まだ持っていない方がいらしたら、是非使っていただきたいと思います。
（斉藤） そう、買って使われた方は、絶対にみなさん良かったって言ってくれるの。そしてね、一個買うとアップリケのまち針用にもう一個買おうかな、やっぱり用途は別だわ、なんていう風になるのよ（笑）。
（林） そうかもしれないですね。
それからスプールスタンド（持ち手付きスプールスタンド小・大）をご紹介したいのですが。
ミシンの傍へ・・・
ちょっとの移動に便利な持ち手付きスプールスタンド
（斉藤） そうね。今までの物には持ち手が付いていなかったから、移動するときは、脇の所を持つしかなかったんだけど、これは持ち手が付いているから便利ですね。そして、私は最近、ギッターマンの糸がすごく好きで、好んで使っているんだけど、ギッターマンの糸って、発売当初よりもボビンが太くなったでしょ。
（林） そうなんです。巻いてあるメートル数は変わらないのに、ボビンだけ大きくなってしまったんです。
（斉藤） そのために前のタイプだと隣同士ぶつかってしまって、一個おきにしか糸が立てられなくなってしまったんだけれども、新しいタイプの物はちゃんと立てることができるんです。そしてね、糸と糸の間に小巻の糸をおくことが出来るのよ。棒は無いんですけど、すっぽり入るからたくさんの糸を収納できます。それに、私達はミシン刺しゅうをするから、糸を順番に立ててミシンの傍に持って行くのに持ち手が付いているって言うのはとても便利よね。底にはコルクボードが付いていて、滑り止めになっています。
（林） 私が持っているのは、イーゼルのように立てるタイプなんです。たくさん立てられるんですけど、机の上に置いておくと、手がぶつかる度に倒れてしまうので、今では足をはずして寝かせて使っています。
（斉藤） あ、昔あったわね。ちょっと使いにくいかもしれないわね。
（林） 先生の机の周りって、とっても気になります。何か私達と違う物を使っていらしゃるのではないかと思って。
（斉藤） 散らかってますけどね。実用的にしか考えてないからね（笑）。
（林） 今日はピンクッションのお話を伺いました。針によってピンクッションも使い分けていかなくてはけませんね。先生、今日はありがとうございました。（おわり）
インタビューの中でご紹介したアイテム
こちらのアイテムは全てキルトパーティwebshopでお取り扱いがございます。
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ピンクッションのおはなし 3/3